お中元にそうめん
今週のお題「夏の食事」
私の小学校時代、お中元でそうめんばっかり送ってくる親戚がいた。
なんだ、なんで、いつも、そうめんなんだ!!!と、小学生なりに疑問まみれだった。
別の親戚は、オレンジジュースとビールのセットや、
果物ゼリーのセット
カルピスのセットもあれば、油のセットもあったな。
毎年、お中元にそうめんをくれる親戚。
だから、、夏はそうめんばっかりだった。
本当にうんざりするほど、夏休みのお昼ご飯はそうめん。
親も子供たちにお昼ご飯用意しなくちゃならないから、大変だよね
普段は給食があったわけだけど、夏休みに入って朝、昼、晩とご飯の用意もしなくちゃならなくなる。
だからこそ、そうめんはありがたい~~~といっていた。
そうめんとつゆが、ドーンと出てきて、
ひたすら食べ続ける。
味をかえたくて、生姜だったり、ネギだったり、すだちだったりはあるけれど、
毎日は飽きてくる。。。
だれだよ~~、、毎年そうめん送ってくるのは。。。
と、思いながら、夏をすごしていたんだけど、
中学、高校になると部活をするようになり、お昼ご飯はお弁当だったり、外食だったりが増えてきた。
そうめんをあまり食べなくなった。
ある日、
「そろそろ、そうめん、余るようになったからもういいかねぇ」
と会話が聞こえてきた。
おばあちゃんだった。
同居してるおばあちゃんだった。
「昔はそうめんがとっても贅沢な食べ物だったんだけど、
今の子供はもっと美味しいものがあるから、いらないかねぇ。」
大学生になってた私は、なんか、昔の自分に腹たってしまったな~。。。
だから、
「おばあちゃん、私、そうめん好きだよ!」
と、とっさにいってしまった。
それからまた、夏の大量そうめんの日々は続いた。
4年前におばあちゃんは天国へといってしまった。
おばあちゃんが亡くなってから、そうめん初めて買ったよ。
お値段けっこうするじゃん!
おばあちゃん、いまでもそうめんは、ぜいたく品だよ~~!